社会起業家としての挑戦:犬旅編

ソーシャルデザイン

photo of person holding black and white dog

株式会社犬旅の井上敦雄と申します。
当社では、SDLの社会起業家支援の第2号案件として、SDLから成功に向けた数々の支援を受けています。
そこで、この記事では、SDLから受けている数々の支援の一部をご紹介させていただきます。

愛犬家が安心安全に旅行できる世界をつくる

当社は、犬旅ドットコム(https://inu-tabi.com/)を中心にして、ワンちゃんとの旅行に特化した日本で唯一のマーケティング会社を運営しています。ミッションとして「旅する愛犬家が安心安全に旅行できる世界をつくる。」をかかげて、 ワンちゃんと旅行したいお客様と、集客したい会社様、宿泊施設様の「縁結び」をしています。この活動の中では、社会貢献活動として「ワンちゃんと生活する上でのマナー啓発活動」をしています。

これは、社会にはワンちゃんが好きな人ばかりではなく、きらいなひともいることを念頭に置いています。たとえば、一例として、日本ドッグマナー協会様が発行する「ドッグマナーブック」を電子書籍化して販売したり、メルマガで旅行のマナーに関する情報を発信したりしています。

こうした活動をもっと多くの愛犬家に知っていただき、安心安全に旅行できる世界をつくるためには、これまでとは違う施策が必要だと考え始めて、いろいろな会社様の活動を調べていたところ、SDLの活動を知りました。SDLが掲げる「私たちは、営利企業と非営利組織の全く新しい共創関係を築くことで、優しい社会の実現を目指しています。」という理念にある「優しい社会の実現」は、当社が掲げている「愛犬家が安心安全に旅行できる世界をつくる。」という理念と相通じるものがあり、早速、支援を受けることにしました。

社会起業家支援とはどんな支援が受けられるの?

具体的には、SDLが提供している以下のサービスを受けています。
・プロボノビジネスデザイン
・サービスデザインのワークショップ
・パートナー紹介
・契約代行

ひとつずつご紹介させていただきます。プロボノビジネスデザインは、ビジネスデザインのプロである起業家に、今後のビジネス展開のディスカッションに入っていただき、当社だけではまったく気づくことができないような会社様との具体的な共創案を出していただいています。これによって、当社だけでは提供できないサービスを提供できる可能性が出てきました。


この活動では、デザイン思考とアート思考の違いを学んだ上で、アート思考を用いて考えることで、出てきたアイディアです。(デザイン思考とアート思考の違いに関するセミナーもありますので、別途、ご紹介させていただきます。)当社が持っているリソースを棚卸しして、その延長線上にあるビジネスを考えるのではなく、どうありたいか、どんな社会にしたいか、という視点から始める、といういままで経験したことがないフレームワークですので、結果としても新しいビジネス発想につながります。

サービスデザインのワークショップでは、当社が計画していたアプリ開発だけでなく、その先にあるアプリ利用で蓄積したユーザデータの利活用、といった観点で、提供できるサービス案を出していただきました。このデザインワークは、zoomを使ってブレストを行い、その結果を持ち帰ってワークして資料化したアイディアを、また、zoomでブレストしていただく、という1週間のサイクルを何回か回すという形式で実施いただきました。これによって、リアルで会いにくい環境であっても、スムーズにサービスデザインが可能になりました。

孤軍奮闘している社会起業家の方へ

最後に、パートナー紹介、契約代行については、サービスデザインで産み出したサービスを、早く確実に作るためには、どのような企業に依頼するのがいいか、という観点で、SDLがつながっている多くの企業の中から、最適なパートナーを紹介していただきました。現在、協業内容を協議中ですが、これがうまく成立したら、そのまま契約の代行をしていただくことになっています。

ビジネスアイディアから契約代行まで一貫して一元管理していただくことで、また、起業家の間で、横のつながりができて新しいアイディアが産まれる可能性があるという相乗効果も期待できます。

いかがでしたでしょうか。当社がSDLから受けている支援をご紹介させていただきました。ブレークスルーしたいけれども、どうすればできるかわからない、という起業家にはぴったりのサービスです。ぜひ、使ってみてください。

PS
現在、SDLでは、ソーシャルビジネスのアイデアをお持ちの社会起業家の卵の方々へ、デジタル技術を活用したアイディアのブラッシュアップ支援を実施しているそうです。
支援をご希望される場合は、問合せフォームから連絡してみてください。

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